美幌博物館2階の特別展示室で2026年3月21日(土)から11月23日(月)まで開催中の展覧会で野生動物の写真が多数展示されている写真展。
世界各地で撮影された動物たちは、どの姿からも人間味あふれる表情豊かな様子が映し出されていましす。展示室には80点以上もの作品が展示されていました。

そこに「いる」という強い存在感と、まっすぐな瞳
生き物と、生き物が生きる景色をそのまま切り取ったような写真からは、自然の生命力や躍動感を感じることができました。こちらを見ている生き物たちの真っ直ぐな瞳からは、言葉をこえた強烈なメッセージが伝わってくるようです。
前川さんの撮る写真のなかの自然は、背景としての存在ではなく、そこに「いる」という強い存在感があり、わたしたち人間と種は異なっても、地球に生きる同じ生き物なのだと改めて突きつけられるような迫力がありました。

星野道夫氏の写真との違い——ファインダー越しの「生命の等しさ」
同じく野生の生き物の写真を撮った星野道夫さんの写真では、自然や野生というのはどちらかといえば自分たちとは遠い存在であり、畏敬の念を抱かせるような存在としての自然の有り様を写していたのに対し、前川さんの写真の中の自然は、みな同じ存在なのだという生命の等しさ、存在の確かさを再認識させてくれるような作品に感じました。
それはわたしたちが写真を見るときには、被写体に向かうカメラマンの視線を通した世界を見るのだ、ということをも、改めて思い出させてくれる経験でした。
美幌の身近な風景と、遠い海に泳ぐクジラへの憧れ
会場で放映されていた動画では、美幌町内でも撮影する前川さんの様子を見ることができます。前川さんのお祖父さまは開拓期に福井から美幌町に入植されたということもあり、前川さん自身は美幌町出身ではないものの、幼い頃から何度か訪れている身近な場所でもあります。(今回前川さんが美幌町で撮った写真は博物館第3展示室~アートにふれる~で、見ることができます。)
そんな近くにある景色からでも、見方を少し変えることで、いつもとは違った新しい景色を見つけることができ魅力的な写真となって展示されている。良い写真がすべてモチーフによる訳ではないのだなと思いつつも、美しい深い青い海の中のクジラの写真には、実際には目にすることができないだろうな、という思いを抱いたのも確かではあるのです。

🏛️ 展覧会 開催概要
| 項目 | 詳細 |
| 特別展 | 生き物たちの地球 Life on Earth:A Tapestry of Biodiversity |
| 会場 | 美幌博物館 2階 特設展示室(北海道網走郡美幌町字稲生217-1) |
| 会期 | 2026.3/21(土)〜11/23(月) |
| 開館時間 | 9:30〜17:00 (最終入館は16:30) |
| 休館日 | 月曜日・国民の祝日の翌平日 |
| 観覧料 | 本展のみの観覧は無料(博物館入館料は400円) |
| 公式サイト | 美幌博物館 公式サイト |
🚗 アクセス・駐車場情報
- お車の場合: 美幌バイパス「美幌IC」から約7分、JR美幌駅から車で約5分。無料駐車場あり。
- 公共交通機関の場合: JR石北本線「美幌駅」からタクシーまたはバス(美禽橋下車徒歩20分)で約30分。

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