雨でも楽しめる礼文島!礼文町郷土資料館で知る、海の民オホーツク人の歴史

礼文町郷土資料館の正面 ミュージアム
礼文町郷土資料館、礼文島のジオラマ

礼文島郷土資料館は、フェリーターミナルとバス停のそばにあり、ちょっとした空き時間に立ち寄るのにぴったりの場所です。天気が悪くトレッキングができない日の時間つぶしにも最適です。

豊富なオホーツク文化の資料

この資料館には、縄文人ともアイヌとも異なるオホーツク人についての資料が豊富に展示されています。

彼らは海の民であり、出土した遺跡や宝飾品から、海を渡って各地と交易をしていたことがわかります。出土品の中には、糸魚川で採れる翡翠が使われたものもあります。また、アザラシや海鳥だけでなく、サケ、ホッケ、カレイなど、豊富な海の幸を食料としていたようです。

女性とクマの土偶

貝殻を加工したビーズを繋げたネックレスなど、彼らの高い加工技術を示す品々を見ることもできます。遺跡から発掘された女性像や、小さなクマの像なども一見の価値があります。

礼文島の自然と文化

礼文島に咲く花の写真

オホーツク文化の他にも、縄文遺跡や擦文遺跡の資料、そして礼文島の豊かな自然についても多く展示されています。

礼文島の四季を写した写真

「花の浮島」にふさわしく、多くの花々の写真が飾られており、トレッキング前に確認しておくと非常に勉強になります。さらに、北海道と礼文島を結ぶ連絡船の様子や島内のお祭りの様子など、礼文島の文化を深く知ることもできます。

誰にとっても楽しめる資料館

礼文町郷土資料館の外観

初めて島を訪れる人はもちろん、何度も訪れている人でも、来るたびに新たな礼文島の側面を知ることができるでしょう。

展示室の入り口では企画展も開催されています。礼文島だけでなく、稚内や道北地域全体をテーマにしたものなど、その都度のテーマに沿った内容です。コンパクトながらもボリュームのある内容なので、ゆっくりと時間をとって見学することをお勧めします。

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