【レビュー】おかゆ写真展「いとおしい、私のたいせつなひと。」in Shami Coffee & b’|温かい日常が心に響く

商業施設
おかゆ写真展のギャラリーの様子

2024年10月、札幌市白石区にあるカフェ「Shami Coffee & b’」で開催されたおかゆさんの写真展【いとおしい、私のたいせつなひと。】に行ってきました。

優しい眼差しがそのまま伝わってくるような、懐かしくて、温かくて、まるで陽だまりのような写真展。この記事では、展示の様子や作品の魅力、そして会場となったカフェの雰囲気をご紹介します。

おかゆ写真展「いとおしい、私のたいせつなひと。」の展示概要

シャミコーヒー店内におかゆさんの写真が展示されている
目線の高さに吊るされた写真は日々の生活の何気ない一場面

写真展の会場は、古民家カフェ「Shami Coffee & b’」の喫茶スペースの一角にあるギャラリー。作品の世界観にじっくり浸れる、居心地の良い空間でした。

展示は入口から入って左回りにぐるっと見て回る構成。日々の何気ない一場面を切り取った写真が、ちょうど目線の高さに吊るされていました。まるで自分の祖父母の家に遊びに来たような、そんな気持ちになる温かいエピソードとともに展示された写真たちです。

中央のテーブルには、おかゆさんが制作したこれまでの作品をまとめた冊子もあり、お好みの椅子に座ってゆっくり鑑賞することができました。

テーブルに置かれたおかゆさんのカメラや作品集
おかゆさん愛用のカメラ

作品から伝わる温かい眼差し

作品の多くを占めるのは、おかゆさんが「大好き」というお祖父さま、お祖母さまの写真です。クスッと笑えるものや、反対にじんわりと温かい気持ちになるエピソードが添えられていました。老いていく祖父母を見つめ続けるおかゆさんの、変わらない優しい眼差しが伝わってきます。

おかゆさんの写真はポートレート作品が多いのですが、どの被写体も笑顔がとても自然で生き生きとしていました。特定のモデルさんを決めるのではなく、偶然出会った人を撮影することも多いそうです。短時間でその人の一番魅力的な笑顔を引き出せるのは、おかゆさんの温かい人柄があるからこそかもしれません。

【ポートレート撮影体験】自分だけの特別な一枚と出会う

今回の個展では、おかゆさんが在廊している時に無料でポートレートを撮影してもらえるサービスもありました。

私もお願いしてみたのですが、すごくリラックスした雰囲気のなかで、とても素敵なポートレートを撮っていただくことができました。いつもとはちょっと違う、写真の中の自然な自分に出会えて大満足です!

【会場】Shami Coffee & b’(シャミコーヒーアンドビー)について

写真展の会場となったShami Coffee & b’(シャミコーヒーアンドビー)についてもご紹介します。私が訪れた雨の日の昼下がりでも、入店する方が途切れない人気のお店でした。

お店のメニューはお豆を使ったものが中心です。私はお豆と人参のケーキをオーダー。黒豆と大豆が入っていましたが、人参の野菜っぽさは感じず、しっとりしていてお豆のほっこりした食感がアクセントになった甘さ控えめのケーキでした。

お店の基本情報

おすすめメニュー: 道産素材を中心とした、大豆や野菜を使ったキッシュやランチコースが人気です。

入場料: 会場がカフェのため、おひとりさま1オーダーが必須です。

会期・営業時間: 2024年10月4日(金)〜2024年10月27日(日)。営業時間は不定期のため、お店のInstagram(@shami_coffee_b)をご確認ください。

アクセス:

  • 札幌市営地下鉄東西線「南郷7丁目駅」から徒歩約7分
  • 紳士服のAOKI南郷通店の裏にあります。

駐車場: ありません(すぐ近くに三井のリパークがあります)。

まとめ

日常の大切さをわかったつもりでいても、つい忘れがちになってしまうものです。

おかゆさんの写真の被写体は、年老いていく祖父母や身近な友人、そして生まれ育った街の様子など、決してきらびやかなものではありません。

しかし、どの作品からも温かい輝きを感じることができるのは、おかゆさん自身が被写体に対して真っ直ぐに慈しむ気持ちがあるからなのでしょう。飾らずに、気取らずに日常を宝物のように愛おしむ、個展のタイトルそのままの美しい写真展でした。

おかゆさんの写真展は、この後も様々な場所で開催されています。直近で訪れた「喫茶こん」での写真展レビューも、ぜひご覧ください!

札幌東区喫茶こん「おかゆ写真展」の感想と見どころ|アクセスや基本情報

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